投稿者「ドレミファソラシ♪おしりファルコン」のアーカイブ

残忍な暴君たるセブンイレブン

国税庁に匹敵する

都心のオフィス街にセブンイレブン。東京都であれば、格安スーパーマーケットが各地に出店して、たとえば荒川区、台東区であれば100円安いたまごサンドが手に入る。しかし、石灰を撒かれた蟻のように、都心の特定地域では格安スーパーマーケットが激減する。埼玉県は、大宮駅など栄えている駅の周辺こそ東京都並みにファミリーマートと雌雄を決しているが、少し外れるとセブンイレブンのドミナント戦略の餌食になる。まるで「税金」だ。都心で働くホワイトカラーは良い例だ、要は公共サービスが高くつく地域を狙って人々は計画的に「税金」が不可避である。

逆進的である

誰が利用しているのかと言うと、若年層や低層労働者なのである。夜勤バイト、単発で物流に行くと、普通に「まだやってるのコンビニしかないから」と休憩で行くように促される。あんなもの毎日買えるはずのない連中がマズそうに食べていた。昼間のアルバイトでも、コンビニで買ってきたものを休憩室で広げるのは決まって若い男性だ。結局、料理や、献立のレパートリーの乏しい者が、自炊や、つまるところ食事の節約を働くと、そう遠くないうちに精神的苦痛にやられるのである。筆者もツナマヨネーズ弁当と称して、白米にツナ缶二つをブチ撒けて、マヨネーズをまぶしたものを一週間持ち込んだ結果、生きている意味がわからなくなった。そして娯楽のように行き当たりばったりで食事が買えることに、逃げてしまった。

組織的情報発信活動の離脱者の虚勢とペテン

個人が集まって集団で情報発信活動を執り行うことを集団的情報発信活動と呼ぼう。そのうえで、組織的情報発信活動とは、単なる集会所の情報交換(情報発信者同士のコミュニケーション)に留まらず、指揮系統やヒエラルキーがあったり、外部に対して秘密性や排他性が強かったり、集団として対外的戦略があったりする、そのような集団的情報発信活動を指すと定義する。

組織的情報発信活動の組織(以後、単に「組織」)は、2021年以降、観測されるだけでも二名の離反者を出した。ある組織は、教え合いサークルとして過去問題の情報や解答例、頻出のダイジェストなどノウハウが順調に蓄積されていた。しかし離反者らは、蓄積されたノウハウをもとに、頻出用語集や過去問一覧を、独自のオリジナルコンテンツとして容赦なく有償配布しはじめたり、独自に相談所を設けてビジネスを開始したのである。組織への業務妨害の様相を呈した段階で窃盗が成立するケースである。

離反者を離反者と知るまでにTwitterの今来た人であれば案外時間がかかってしまう現実のなかで、一個人のとびきり優秀な者であると誤解を招く(※彼らはカンニングである)わけである。離反者は、自身の虚勢と、さらに虚勢を活かした集客とネットワーク構築に勤しんで、そのうえで、特定の組織の誹謗中傷や毀損を執り行うようであれば強烈な威力を発揮していくのである。ここまで書いていて思ったことであるが、これを離反者ではなく、合意のもとスピンアウトした活動家に、あえてやらせる組織も当然出てくると思われる。

議事録のないTwitter編入界隈

これは2020年頃(二年程前)から、Twitter編入界隈で議論されてきた。つまり受験生に対する編入学情報の提供を、無料で行うべきか、有料で行うべきかで、「いずれが適切だろうか」、という難問である。二年が過ぎた現在、2022年、議論の様子は「散逸」してしまっていて、正確な経緯を網羅している者はおそらくいないと思われる。

筆者自身、当時から悩んでいたことであるが、「有料で行うべき」とする人びと(以後、有料派)の論調の歯切れの悪さは目に余るものだった。要は、有料で発信する理由が全くわからないのである。「無料で行うべき」とする人びと(以後、無料派)は明確な思想がある。早い話、そんな自分達を「正しい」と本気で思っているので、有料派に対して「理由の開示」を求めることも、本気で、(ネットスラング的な言い回しでよければ「嫌味ではなく、マジで」)、いまもなお続いている。

少なくとも逆ギレした有料派が「オカネトッテハイケナイノ?!」と混乱してしまうような、攻撃的な言葉(君たちは詐欺行為にあたる、など)を、実際に無料派が用いて(有料派に浴びせて)喧嘩になってしまう前に、有料派のほうで理性的に対応して欲しかったのである。どうしてかというと、なまじ儲けがかかっている有料派が血眼になってしてしまった様々な行為が、(そのなかには違法、不法にあたる破廉恥行為も散見され、)いまもなお残存する地雷のように一部団体の活動を阻んでいる。彼らが事実上経営努力としてコストを支払っておこなったのは、営業サイトのSEO対策と、あとは無料派の活動家への毀損なのである(これは大変に残念なことです)。

編入学試験情報が無料で配られるべきか、有料で配られるべきか、どうかは、現実的な課題として、今からでこそ討論すべきだと思う。その当時は、具体的にどのような結果を招くのか全く見通しが無いなかで、憶測、個人の自由、アンチズム、道徳論によって話し合われてきたが、今でこそ「経過」が存在するのだから、より現実的な話合いが可能だと思う(要は、現に起きた様々な悪い出来事を回避できるところに妥結点を持っていこうという感覚が可能だと思う)。その一方で、利害関係が不透明なまま複雑化しているため、何ら清き一票のような真似が、輪をかけて難しくなっている点も指摘できる。特定の活動家が全く別件で抱えている問題を抱き合わせながらスペシフィックな問題に再定義し「特にコイツに関しては例外的に全員で封殺すべきだ」などという魔女狩りになってしまうのではないか、という懸念もある。

編入サークルに通うまえに見えてきて欲しいこと

編入サークルとは

編入サークルとは、編入学受験生のサークルで、前年度合格者が教えてくれる勉強会のこと。有料であり数千円程度の月額参加費を徴収される。毎週土曜日の夜半にZOOM会議をしたり、Slackで相談会をしたりする大学生の集まりである。教えている前年度合格者の報酬情報は(当然ながら)社外秘の扱いである(しかし搾取の指摘がある)。

採算の合わない受験対策指導

編入サークルが生み出された理由は、創設者がどんなに雄弁でも、編入学受験対策の「指導」をサービスとして提供していくことの困難が増したことにある。採算が合わないのである。編入予備校は、最近の編入学情報配信ブーム(当サイトで批判した合格者系情報発信者を含め情報屋が急増したこと)で経営難に見舞われている。編入予備校とは、編入学情報(筆記試験対策や志望理由書対策)と科目指導(経済学であれば市販書籍や既存WEBコンテンツにあるような一般的な近代経済学の講義)をセット販売する形態のビジネスだ。クローズドな編入学情報と大学講義レベル指導をセット販売することで、雇用した情報屋に講師身分を履かせて稼働させ、顧客には何十万もの年間費用を納得させてきたのである。その際、「編入学情報に対応する大学講義レベル指導」というキャッチがふんだんに用いられてきた。
しかし最近では編入学情報が安価に流通するようになったため、セット販売されている大学講義レベル指導に価値を見いだせない顧客が漸増している。ここにきて「高い」のである。

編入学情報ビジネスの悲鳴

編入サークルとは、学生のやりがいを搾取して人件費をカットしながら、需要曲線が納得する廉価で上述のセット販売をしているのである。つまり編入学情報ビジネスのけたたましい悲鳴なのである。

Twitter編入界隈などにいる合格者系情報発信者について

一次情報の自負心

編入予備校の発信情報も輩出した合格者情報に過ぎない以上、編入学情報とは全て合格者を果実に見立てれば搾り取った果汁のようなものです。それを合格者が本来的自己権益に位置付けて守る、システマティックに守る、というのは一定の擁護が可能です。つまり交流や課外活動に発展させていく「資源」として合格者一人ひとりの持つ編入学情報の価値を陳腐化しないようにすることに一定の擁護が可能です。

デマンドサイド

編入学情報は受験生が利用するものですから受験に役立たないと意味がありません。編入予備校、WEBサイトやWEBサービスなど編入学情報のデポジットと比べて、Twitter編入界隈は一覧性を担保する工夫がより求められます、SNSの構造上必須になってきます。つまり一定のネットワーク性があるものの点在する合格者系情報発信者の持つ情報を偏りなく集めることは容易ではなく、工夫が必要なのです。

観測された需要

インターネットで情報収集する受験生達の需要とは下記。

  • 志望理由書、面接
  • 合格者体験記
  • 過去問情報(入手方法、出題、解答例)
  • TOEIC(合格スコア、勉強法)

あまり各分野(例:国際関係論)の指導系コンテンツを制作しても市販参考書や既存WEBコンテンツより優れていなければ見向きもされない現実があります。大学編入!文系の対策も「志望理由書の書き方」「過去問入手方法一覧」が突き抜けて読まれていて、「合格体験記」「過去問情報(人気校)」「指導系コンテンツ(最も読まれている部類)」が同じくらい読まれています。現実世界で学生同士のクチコミが機能している可能性は非常に高く、ファン層が読んで良いものだと思ってもらえるとライトユーザにも浸透するようです※そのような憶測のできる数値の挙動が確認されています。逆に役に立たないとみなされた記事は本当に誰も読まなくなります。

指導系コンテンツの質的な需要

行列AとBの積ABで rank(A) ≧ rank(AB) に納得ができるまで
上記が読まれています。受験生がインターネットに求めているものは、教科書的網羅的な記事も大事ですが、受験生(学生)と接するなかで発見された「現実的な課題」について取り組むと一定数読者がついてきます。

受験生と接した時間のスピンアウトが過少

受験体験記をnoteなどWEBに投稿(コンテンツ化)した後で情報発信者の活動をするのであれば、もちろん個人情報の関連があるものの、受験生と接する時間の中で新たに知り得たことをスピンアウト的にコンテンツ化することは大変重要です。Twitter編入界隈の合格者系情報発信者は情報の果実としての自己にプライオリティを求める一方で、受験生との対話をスピンアウト的にコンテンツ化する仕事は、率直に、出来ていない、あるいは非公開情報としてオフィシャルなレビューが行き届いていないものになります。一次情報の(相対的)価値を擁護する立場に固執すると、それが(相対的)陳腐化するような仕事を、あえて手間暇かけてしていくことは、当然やりたくないと思います。

政治学を馳せる-O’Donnell & Schmitter 1986-

オドンネルとシュミッターの民主化研究

オドンネルとシュミッターの民主化研究とは、1986年共著 “Transitions from authoritarian rule: Comparative perspectives”(O’Donnell & Schmitter 1986)であれば、権威主義体制の崩壊過程に関する彼ら一連の研究である。権威主義体制とは、被治者(個人や社会組織)が、指導者(一名から少数)に服従するに指導者の持つ「権威(=他人を従わせる威力)」に服従しているとして、その政治体制のことである。権威主義体制の崩壊過程とは、一つの政治体制(権威主義体制)と他の政治体制への移行過程である。特にオドンネルとシュミッターの民主化研究は「自由化」と「民主化」を明確に区別したうえで独裁(両者の度合いが低い)から政治的民主主義(両者の度合いが高い)までの中間的形態として過渡期的形態を定義してみせた。1980年代当時世界中が注目していた「どのようにして民主化が起こるのか」というテーマに取り組んだという意味合いで独創的な研究である。また1980年代頃の比較政治学研究の流行は70年代民主化を経験した南ヨーロッパ(ポルトガル、ギリシャ、スペイン)に関心を寄せるものであったが、オドンネルとシュミッターの民主化研究はそうしたスペシフィックなもの(c.f.事例研究)というよりはむしろユニバーサルなもの(c.f.理論研究)を目指したという意味合いでも先駆的取り組みであった。その一方で国際関係論の文脈で語られる冷戦崩壊後(1989年以降)東欧民主化の事例を説明するに、オドンネルとシュミッターの民主化研究(国内政治的要因(c.f.タカ派とハト派))では説明力が弱く課題となった。【参考】

偏差値もボーダーラインもない入試

統計なき

編入学試験は、どんな問題が解ければ合格なのか?・・・これがわからないです。たとえば高校入試の数学で「三角形の相似の関係を見出しながら線分比を答える平行四辺形の描かれた平面図形の問題」の正解率が5割を超えることはありません。もしも正解率が2割であれば、偏差値50(上位50%)を目指すにあたって解かなくてもよい問題、偏差値60(上位17%)を目指すにあたって正解したい問題、偏差値70(上位2%)を目指すにあたって不正解が許されない問題です。しかしこうした分析は「正解率」と「偏差値」が必須です。しかし編入学試験にはなくできません。どんな問題を解ければ合格するのか正確なことは誰にもわからないのです。

中学生レベルという現実

問題です

現在では多国籍企業の世界展開が加速しているが、それによる問題も生じている。多国籍企業の世界展開によって生じる問題にはどのようなものがあるか。以下の内容をふまえて説明しなさい。

2019年4月10日にニューヨーク国連本部にて、”The Future of Work”(仕事の未来)と題されたILO創立100周年記念のハイレベル・イベントが国連総会によって開催されました。テクノロジーの発展や環境問題などで急激に変化しつつある今日の世界で、労働の需要なども大きく変わりつつあります。現実問題への理解を深めて、人間としての尊厳が守られる公正で道義的な仕事が約束される未来のために、どんなポリシーが効果的かなどを話し合う目的で開かれました。
今日私たちは、格安な衣類から輸入食品まで何でも簡単に手に入れることができます。しかし、一見豊かで便利な世の中でも、その下には弱い立場の人びとの人権をふみにじる、ゆがんだ不正義の世界が何層もひそんでいます。同じ地球にくらす仲間の人間が空腹や疲労や屈辱にじっとたえている現実をよそに、金銭的利益だけを追求する経済・ビジネスモデル、そしてそれに執着する企業や政府・そんなグローバル規模の現状を変えるには、私たち一人ひとりが意思を持って立ち上がるしかありません。【出典:2020年お茶の水女子大付属高校入試問題より(一部改訂)】

中学生レベル

解答例として、人件費削減のために、発展途上国の貧しい労働者を安い賃金で長時間働かせている、など書くことができます。

進歩

編入学試験で意識的に日東駒専など目指す受験生へ。最も効率の良いスタートとは中学生レベルの復習です。不合格になる中堅私大受験生の典型が「やっていられるか」と拒絶。しかし中学生レベルとは、受験生の具体的な中学時代を指して「進歩がない」と言うわけではないです。

何より求められる正確なボキャブラリ

問題です

(  )に当てはまる語句を答えなさい。

デジタルマネーで、給与を払えるようにするための規制緩和が検討されている。企業による給与の支払いについて、労働基準法は現金を使うことを原則として定めている。現在普及している銀行口座への振り込みも法律上は例外扱いである。政府はこの例外対象にデジタルマネーを加える考えだ。デジタルマネーとは、貨幣を使わずに電子情報のみで代金を支払う仮想貨幣のことである。
政府は2019年度の実現をめざしているが、お金を預かる資金移動業者が破綻した場合にすぐに現金を引き出せる仕組み作りが難航している。資金移動業者を所管するのは金融庁で、労働基準法を所管するのは厚生労働省と所轄官庁が異なり調整が進んでいない。
デジタルマネーでの給与支払いが可能となれば、(   )労働者の利便性が上がると言われている。銀行口座の開設に手間がかかる(   )労働者にとってはデジタルマネーの方がスムーズに給与の支払いを受けることができる。また欧米に比べると遅れている日本のキャッシュレス決済の比率を高めることにもなる。
この規制緩和によって、給与振込みを中心に預金を集めてきた銀行のビジネスモデルに変革がもたらされる可能性がある。【出典:2020年東京学芸大学附属高校入試問題社会科より一部改訂】

答えは外国人、ところで

理解出来た受験生に「規制緩和」の意味を改めて質問すると正確な解答者は100%もないです。しかし文章であれば前後文脈で読めてしまいます。そして論述で積極的な者はなんとなく読めてしまった日本語を果敢に使います。

「規制」の意味
「緩和」と「強化」の区別

最低限です。学生の誤用に「当局が規制していない物事」や「正しくは規制強化にあたる物事」を指して用いるなど典型的な誤用です。

ディフェンスに定評のある3年の池上

守備要員3年生が全員「池上」という名前とは限りませんし、同校3年生「池上」が全員守備力に定評のあるバスケットボール選手とも限らないわけですが、「貨幣を使わずに電子情報のみで代金を支払う仮想貨幣」と言われると「仮想貨幣」という専門用語を一つ知った気になれるかもしれません。しかし本当ですか、そういう語彙力の養成は確実に危険です。酷いと「それは仮想通貨と同じだから仮想通貨と同じ意味の言葉なのだな」とやってしまう者もいます。

闊達な議論のできる学生になる

考えてくれたよ

日本大学経済学部志望の学生クラスで税制の講義。経済学用語の「受益者負担」とはなにか。「鹿せんべい」が高価格である理由は奈良公園を保全するコストを賄うためだという考え方を説いた。すると学生からは「SNSにアップされた動画で鹿を楽しむ者はフリーライドしている」と面白い返信をくれた。Twitterで奈良公園の動画を視聴して楽しむに、鹿せんべいを買っていない事実は、高額な鹿せんべいをタダ乗りしていると言う。仮に鹿せんべい代で奈良公園の保全がとうとう追いつかなくなり奈良公園が閉鎖になったら、実際には来訪していない大勢が困ると思うのだと言う。そこで鹿動画に募金広告を掲載すれば良いのではないかと説いた。そこで彼は、それで解決するかはどうあれ、「受益者負担」とはなにかなんとなくわかったと言う。

合格する

編入学試験に合格する学生に必要なものは2つある。
1.自分の考えを正しいとし大なり小なり他人を共感させられる、あるいはそのような考えを生み出せる器量
2.そのうえで他人の考えと大なり小なり共感してみせる度量
「鹿せんべいは奈良公園の保全」と講師が言ったときに「はい先生」とノートを取る(そしてだいぶ後になって試験に出るんですよねと訊く)ような学生や、開口一番「違います(と言わんばかりになんでですか?)」という学生は典型的なダメ受験生である。

高度な作業

しかし編入学試験に合格するために必要な知識の(正確な)インプットを怠ってもよいということにはならない。講師の言い分を正しいとも間違っているとも思わず丁寧に頭の箱に入れておく、しかし事実的知識は正確にピックアップして正確に暗記していかないといけない。編入学受験生の知的作業は異様に高度である。