編入サークルに通うまえに見えてきて欲しいこと

編入サークルとは

編入サークルとは、編入学受験生のサークルで、前年度合格者が教えてくれる勉強会のこと。有料であり数千円程度の月額参加費を徴収される。毎週土曜日の夜半にZOOM会議をしたり、Slackで相談会をしたりする大学生の集まりである。教えている前年度合格者の報酬情報は(当然ながら)社外秘の扱いである(しかし搾取の指摘がある)。

採算の合わない受験対策指導

編入サークルが生み出された理由は、創設者がどんなに雄弁でも、編入学受験対策の「指導」をサービスとして提供していくことの困難が増したことにある。採算が合わないのである。編入予備校は、最近の編入学情報配信ブーム(当サイトで批判した合格者系情報発信者を含め情報屋が急増したこと)で経営難に見舞われている。編入予備校とは、編入学情報(筆記試験対策や志望理由書対策)と科目指導(経済学であれば市販書籍や既存WEBコンテンツにあるような一般的な近代経済学の講義)をセット販売する形態のビジネスだ。クローズドな編入学情報と大学講義レベル指導をセット販売することで、雇用した情報屋に講師身分を履かせて稼働させ、顧客には何十万もの年間費用を納得させてきたのである。その際、「編入学情報に対応する大学講義レベル指導」というキャッチがふんだんに用いられてきた。
しかし最近では編入学情報が安価に流通するようになったため、セット販売されている大学講義レベル指導に価値を見いだせない顧客が漸増している。ここにきて「高い」のである。

編入学情報ビジネスの悲鳴

編入サークルとは、学生のやりがいを搾取して人件費をカットしながら、需要曲線が納得する廉価で上述のセット販売をしているのである。つまり編入学情報ビジネスのけたたましい悲鳴なのである。

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