編入予備校は正しい勉強法を知らない受験生をその状態のままにしてちょっとづつ教えてあげるビジネス

そう言われて、「そんなはずないだろう」と思う人はどちらかと言うと私に近い人間の部類なので全然嫌いじゃないです。逆に、そんな当たり前のことを大声で言って何がしたいんだ(どうすることもできない)と言うひとのほうが多いかもしれません。しかし真実であることに変わりはありません。

「先生の予習のほうをみせてください」

そもそも名古屋大学法学部とか京都大学経済学部に編入で合格するような知能の持ち主にしては、不気味なくらい従順です。きっと勘違いしているんですよね、それはきっと一般入試と同じくらい分厚いノートになってくるものであって、それを的確にダイエットして小出しにしたものを経口(口頭って意味)で与えられている、なんてありがたいのだろうって。編入は確かに長時間勉強しないと合格しませんが、それこそ一般入試と同じで、99%その時間とは貴方の地味な反復練習であって、予備校講師が知っているとあなたが思い込んでいる奇跡のメッセージとかではないんですよ。予備校生は本当は、別に一人でできることを、わざわざありがたがって手伝ってもらっている。

そういう予備校生側の勘違いを逆手に取ると言うか、うまく利用して、勉強すべきことを丁寧に小出しにしてありがたがらせるだけです、編入予備校というビジネスは。

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