最近の低層労働者はインターネットで自虐を言う

ネットに書けば殺された00年代

我が家にインターネットがやってきたのは西暦2000年です。後に大学院博士課程学生になる中三の息子(筆者のこと)がいる家にインターネットがやってきました。要はそれくらいの資力のある家計にインターネットが普及したのが大体2000年で、そのあとインターネットの普及率は下がることがなく上昇を続けて、今では誰しもが携帯端末でインターネットをしているという認識であっているはずです。つまり低層に普及したんですね。00年代当時は、インターネットに過激なことを書くと、「なんすかあれ?」みたいにヤンチャな人が自宅まで悪戯しにくるのが、そっちが常識でした。「特定しますた!」とか言って、インターネットは「書くほうが悪い」という、いまとまったく逆の正義観があったんですね。NHKの特集で偉そうな若者が、「Twitterなんてやるやつは個人情報のプラカードを渋谷で掲げるくらい危険なことをしている」とかドヤ顔で言ってやがった。特に低層労働者の家計にインターネットが普及するのと、リーマンショックとが同時期に起きたせいで、00年代後半は、貧しい家の子が普通の家の子をインターネットで見つけては殺意を覚えた時代でした。刺し殺してやろうと思うんだろうな。だから「藤倉ってやつはいつか刺される」と思っている50歳代のオッサンとか、すっげーわかる、まだその時代を暮らしてんだろうなって。

国民総コメディアン社会

筆者はひそかに現代を「国民総コメディアン社会」と呼んでいます。発信する側になった人が増えに増えたんですよね。みんなやる側になった。良い時代だとしか思えない。正直、あの当時「狩る側」みたいだった奴全員生き埋めにしてからそういう社会をむかえたかったけど。でも今の世の中、彼らのような人種は生きにくいんじゃないかな。生まれつき、遺伝的に創造力が乏しいから藤倉みたいなやつぶっ殺したくなるわけだからさ。

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