最近の甲子園球児は知り合い
スマートフォン時代の青少年である最近の甲子園球児は、やはりインターネットや携帯アプリで交流もあるんだろうな。中学時代からシニアやボーイズリーグで全国区だった選手も多いし、基本的に全国区の中学生は全国の高校で取り合いになりますからね。知り合いの輪は自然と出来上がるものでしょう。しかし2,30年前に比べると各段に球場で歯を見せるようになった。味方のプレーで嬉しそうにするだけでなく、相手のプレーに対してレスポンスするような笑いが増えたと思う。まるで御友達同士で野球を嗜んでいるような感覚である。念のためだが批判ではない。というか、これが批判にややもすると聞こえる人は相当な年配だと思う。この超情報化社会、そして少子化の時勢に楽しそうに野球なんかやっちゃっている青少年なんて、いまが一番楽しいくらいで丁度いいとしか思えないです(大丈夫ですよ)。
巨人の星で言うと星飛雄馬と左門豊作がLINE交換するようなものかな
でも星飛雄馬と左門豊作は、たとえスマートフォンユーザだったとしても二人でLINE交換とかしなさそうなんですよね。そう思った時に、「みんなで仲良くLINE交換して繋がろう」という社会の空気というか、ムードが出来上がっているのは見逃せない時代の変化だなと思います。もちろん星一徹が、携帯代の滞納でスマホを止められないか毎月心配するレベルの低所得者であることもあるんですが、それにしても星飛雄馬と左門豊作は性格からしてLINE交換しなさそうだなと言いたいんですね。そしてそういう性格の青少年に育つ土壌が無いし、もしも彼らのような青少年がいたら「絶滅したはずの恐竜」くらいに思われるんじゃないかな。
話が変わるがオタクに対してもかなり変わった
いまファミリーマートで対象商品を買うとウマ娘のクリアファイルが貰えるんですが、こういうのも時代の変化だなと思います。2,30年前は、ウマ娘などの女の子キャラクターがたくさん出てくるゲームで遊び倒している人がいたら「オタク」と言われて誰も相手にしなかったんですよね。クラスでもいじめられっ子のようにハブられます。それが10年くらい前から、たとえば高沢という名前の生徒がウマ娘の大ファンだったら、たとえば木村という名前の生徒が「いや高沢は馬主だから(笑)」と言いながら軽く輪に入れてあげるように時代が変化したんですよ。いまじゃ「いや高沢は馬主だから(笑)」みたいなフォローも要らなくなってきたみたいだなと思います。もちろんオタクという概念自体は存在して、ウマ娘のように流行っているものはOKみたいな認識があるんだろうな。