ふざけてんじゃねぇ
関数の連続に関する問題は、大学以降全てε-δ論法を使って示します。関数の連続に関する問題は、国公立大学経済学部の編入学試験で頻出です。たとえば「関数f(x)が連続である⇔関数|f(x)|が連続である」を示せ、あるいは反例を挙げよ、と言う問題が過去に福島大学で出題されています。これをε-δ論法を使わずに何か答えのようなものを書いても不正解のはずです。しかしTwitterでは、神戸大学経済学部に合格しましたという人が「ε-δ論法を勉強しなくても合格できますよ。」と発言して広めているんですね。
俺も運転免許とったから今度教えてやるよ
合格した人の言う通りにすれば合格できる人は、かなり器用だと思いますね。ε-δ論法は知っておいた方がいいです。逆にε-δ論法を使って解こうとすれば、部分点が貰える可能性が高いです。数学の試験で正解(最終的な答えが整合的)でなければゼロ点になるのは医学部医学科くらいで、普通は数学の試験では部分点というものがあります。柔道の試合だって、攻めの姿勢があれば旗が上がります。それと同じです。ε-δ論法は正しい攻撃姿勢です。
ε-δ論法を知っていても最大10点しか取れない
しかし現実の編入学試験では、↑こっちの頭が無い受験生のほうがぶっちぎりに黄色信号ですね。純粋に勉強をしてきた受験生ほど強いですが、結局は点取りゲームを当日やるのだから、合格点を見繕うという感覚もかなり大切なんです。ε-δ論法は、わからない人には死ぬまでわからないものなので、諦めるのアリチュウノアリです。ただ勉強メニューの立案からして「試験はもうはじまっている」という受験生もかなり限界なひとだとは思います。しかしですよ、柔道の話をしましたけど、私の知り合いに180cm100kgの元柔道部がいて、中一の頃は特に抜きんでて大きかったから「練習の同級生が皆かけ逃げになっちゃって、つまらなかった。」と酒席で語ってくれたことがあります。どんな分野にも規格外の奴がいて、優秀な人のレッテルをさらっていくので、「そういう人種ではないから大変なんだぞ」という、要は現実がわかっているというのはいいことだと思います。